注目すべきアフリカで活躍する5人の女性起業家
この前まで、ルワンダで開催されていたWorld Economic Forumで、「Africa's top woman innovators」で表彰された5人の女性起業家を紹介する。
Nataliey Bitature
Musana Carts 共同創業者、 カンパラ(ウガンダ)
ソーラー電力で動く調理器と冷蔵庫を兼ね備えた屋台を製作、販売しようとしている。現在、製品はIndiegogoでクラウドファンディングを行っている。
これまでは、木炭やケロシンで調理し、冷蔵庫は扱えないような屋台を多かったので、環境にも優しく、現地の衛生状況の向上にもつながるとされている。昨日、紹介したM-Kopa同様にソーラー電力を扱っているサービスであることからも、いかに電力が関心の的となっているかがわかる。
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Audrey Cheng
Moringu School 共同創業者、 ナイロビ(ケニア)
プログラミングスクールの運営を行っている。フロントエンド(HTML/CSS)、バックエンド(Python/Django)、そしてAndroidを学び、実際にプロダクトを作ってみるところまでを16週間で行うカリキュラムとなっている。
既に開講してから2年が経っており、卒業後の給与が平均で350%増加したという。日本でもTECH::CAMPを始めとしてプログラミング学習サービスを行う企業が増えてきたが、アフリカでもその流れは起きている。
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Lilian Makoi Rabi
Edgepoint 共同創業者、タンザニア
Airtel, Vodafone, Tigoなどと契約しているタンザニアのインターネットプロバイダー企業。その本業の他に、bimaAFYAとbwanaSHAMBAという2つの新事業を行っている。
bimaAFYAは、「マイクロ健康保険」と言える事業で、利用者は携帯電話だけで簡単に手続きを行うことができるのが特徴。bwanaSHAMBAは、ショートメッセージと電話を使って、農業コンサルを行うサービス。
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Nneile Nkholise
iMed Tech Group 創業者、 ブルームフォンテーン(南アフリカ)
胸や顔に、ガンや火傷によってできた傷の補綴を設計し製造している企業。(補綴とは、体の欠損した部位を人工物で補填するもののこと。)
機械工学を専攻した30歳以下のアフリカ出身の女性のみを採用するという方針を取っている。
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Lariss Uwase
サツマイモから新たな食料を開発したり、野菜からパスタをつくったりと健康な食生活を提供している食料メーカー。
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参考
Meet WEF’s top five African female innovators - Ventures Africa